へぎそばは越後の絶品グルメです
日本海に面している新潟県は、厳しい冬を迎えるとどこのご家庭でもある食べ物を頻繁に作られています。
それは実りの秋にたくさん収穫をして保管をしているもので、蕎麦の実といものを活用するへぎそばです。
新潟は全国一の蕎麦の実の収穫高を誇っており、江戸時代でも幕府の直轄地として生産を実施していた歴史があります。
寒さをしのぐために鍋に入れたり、醤油ベースの出汁で味わうことも可能です。
いまでは越後地方を代表する郷土料理に名を連ねており、市内でもたくさんの専門店で提供をされています。
元祖とも呼べるのが「わたや」で、創業150年目を迎える老舗中の老舗です。
「わたや」のへぎそばは他の店とは一線を画しており、ニシンという魚をベースにした出汁になっています。
ニシンは北海道の松前半島沖で水揚げをされているものだけを使用しており、へぎそばでは珍しい半透明の出汁になっているのがポイント。
醤油のような辛みは一切なく、幼いお子さんでも美味しく味わえるのが魅力です。
「わたや」は以前は店舗でしか料理を提供されていませんでしたが。
2015年からオンライン上で公式ショップを開設されており、そこでセットを取り寄せることが可能になりました。
乾麺と秘伝の出汁、そして付け合わせの新潟名物である煎餅の3点セットです。
煎餅は麺を食べ終わったあとに割って出汁の中に入れるもので、シメというスタイルで食べるのが現地流の習わしになっているものです。